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他の人から見ると、ボケたように見えるかもしれませんが・・・

扶美さんは、新聞に入っているスーパーのチラシをいつも楽しんでいます。

そのチラシを往診の先生やヘルパーさんなどと一緒に、

「美味しそうですね~」と言いながら見た後で、

「先生、どうぞ、このチラシをお持ちください」と言うこともあるのです。

知らない人がこれを見ると、

「まあ、ボケたおばあさんね」とか、「歳を取ると可愛いわね」とか

そのような感じで見られることでしょう。

でも、私はこのシーンを見て

「扶美さん、まだまだ、しっかりしているわ~」と思うのです。

扶美さんは、まだ、物が不足している時代のことをしっかりと覚えています・・・

身に染みているのかもしれません。

時には、頭の中は戦時中だったりします・・・

戦前、戦時中、戦後の復興期、このような時代は、モノ不足ですから、

人に何かを上げることで、感謝の意を表します。

そして、今、扶美さんの手に届く範囲にあるものは、雑誌や本や新聞だけなのです。

その中で、美味しいものが並んでいるスーパーのチラシは、

見ていて楽しいし、飽きないし、美味しそうで、

扶美さんにとってはある意味宝のようなもの。

周囲にあるものの中で、一番良いものを人に差し上げるとすると、

今の状態では、それがスーパーのチラシだったりするのですよ。

それを、「どうぞお持ちください」と先生に言っています。

「そのチラシ、まだ見ていないから・・」と私がチラシを受け取りますけどね。

私から見れば、これはボケとは違うように思えるのです。

扶美さんのことをよく知っているから、私はそのように理解しています。

私のよく知らない他のちょっとボケたように見えるおじいさんやおばあさんも、

きっとそうなのではないかしら・・・

よく知らないから、ボケた人に見えますけどね。

その人にとっては、それまでの自分の体験や思いから、

そのような発言や行動が出てくるのだと思います。

身近なところにいる人なら、それに気づくかもしれませんね。

このような種類のボケは、認知症とは異なり、

単なる時代の違いや世代の違い、

その時代時代に見られる特徴からくるもの、

価値観の違い、体験の違い、受けた教育の違いなど、

いろいろなことから来るものでしょうね。

高齢者の方の発言って、案外、意味が深い・・・

私たちが、ものをよく知らないだけなのかもしれません。

今のこの便利な世の中だけしか、私たちは知らないのですからね。


今日は夏至。

一年で太陽が一番長く顔を出している日。

この日を境に、植物はこれから、結実へとかじを切り替えます。

収束に向かうのですよね。

植物のセンサーって凄いなあといつも思います。


シャンタルメリュー
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アンブリッジローズ
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そこにアリンコがいるのかと思いよく見るとカマキリの赤ちゃんでした
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by gutsuri | 2015-06-22 20:00 | 百寿者 | Trackback | Comments(0)

介護の極意は喜ばせること。2013年7月に満百歳になった母と共に花や音楽から元気をもらっています。無農薬、無肥料でバラを育てています。母は2016年11月に103歳4カ月で旅立ちました。。


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