無農薬でバラ育て
2014年 05月 16日
消毒は全くしていません。
手のかからないバラ育てを目指しているのです・・
虫はたくさんいますよ~
害虫である草食昆虫も、益虫である肉食昆虫も、ともにたくさん棲んでいます。
虫に助けてもらっているので、無農薬栽培が出来ていると言えます。
そして、肥料を与えていないこと。
バラの数が限られていること。
庭が小さいこと。
この三つのことも、無農薬でバラ育てが出来る要素かもしれません。
また、発酵とぎ汁乳酸菌液も大きな助けになっています。
でも、無農薬でバラ栽培は厳しい面もあるのです。
バラの花は虫に好かれますからね。
オーガニックローズガーデンは、「虫とどう付き合うか」なのです。
この春のマリアカラスの一番花は一輪だけです。
その一輪の蕾もアリに食われて、欠けていたのです。
蕾がこれですから、咲いた花は芸術的でしたよ。
マリアカラスは虫や病気に強いバラですから、あまり気にかけなくて済みます。
だから安心していました。
春先のマリアカラスの幾つかの蕾は、ほんの小さなときに萎れてしまい
大きく育ったのは一つだけです。
いつもは数輪咲かせて、庭の中央を華やかに彩ってくれますから
この春の庭は少し地味な感じがします。
でも、一番花が不完全燃焼の時には、二番花がしっかりと咲きます。
今まではそうでしたから、今回もきっとそうなのだろうと期待しています。
春先の消毒をしないので、虫にやられて、萎れる蕾は多いです。
そして、そこからまた新しく蕾を出してスタートするのですから
開花が遅れるバラもあるのですよ。
大きな黒アリの行列がマリアカラスの蕾に達して
花びらを食べているのに気が付いた時は、途方にくれました。
アリの行列と闘っても勝ち目はないですからね。
エチルアルコールを10倍に薄めたものを花首にスプレーしました。
アリの行列はなくなっていましたよ。
それでも、虫と一緒のこの庭は、私はなかなか気に入っています。
思い通りにいかないことがたくさんあって、
虫たちのご機嫌伺いをすることもあります。
ハチがブ~ンと飛んできたり、小さなクモが花にいたり、
テントウムシが隠れていたり、蝶々が舞っていたり、
カマキリやキリギリスがバラの枝を住処にしていたり、
ジョロウグモが大きな巣を張っていたり、
そして、それを仲間として、バラがきれいに咲いてくれる。
ここにいると不思議と落ち着いて、心底リラックスできるのです。
オーガニックローズガーデンは、楽しみや喜びが多い庭です。
お仲間の虫が顔を出してくれますからね・・・
でも、虫たちは2歳児と同じ、自分のことしか考えません。
たくさんの2歳児と一緒にバラ育てをするのは・・・大変ですが
楽しくって笑ってしまうことも度々です~
私はお気楽にやっています・・・
フェリシテパルマンティエ
アルバセミプレナ
ようやくボチボチと・・
亀の甲テントウムシかと思ったら、ナガメでした。害虫です。
ルッコラのアブラムシを食べていると思ったら、ルッコラを食べていました。