2016年 11月 30日 ( 1 )

母は旅立ちました 3

斎場で母の骨が出てきたときに、

家族が係りの人に「骨の状態はどうですか?」と聞くと、

「かなり弱っていてボロボロですね~」とその人は答えました。

見ると本当に、大きな骨などありませんでした。

99歳から103歳で亡くなるまで、母はまったく歩いていないですし、立つこともできなかったのです。

膝を痛めていたので立てなかったのですよ。

立つとか歩くとか・・・このような動作は身体に必要なことなのですね。

歩いたり立ったりして、内臓や骨に刺激を与えたり、重心をかけたり、動かしたり、

人間の身体は動いてこその身体なのだと骨を見て実感しました。

面白いことに、骨の中にはきれいな形で残っている骨がありました。

あごの骨はきれいな形で残っていました。

それを見て思わず家族と笑ってしまいましたよ。

最期まで、普通食をしっかりと噛んで、自分で食べていましたから、

あごは毎日しっかりと動かしていました。

あごを動かすことで、脳にも刺戟が行っていたのかもしれません。

ボケているところもありましたが、しっかりしているところもまだ残っていましたから・・・

それから、頭の骨もそれとわかるような形でしたね。

それは本当に母らしい骨・・・

骨にも個性が見えますね。


母が23日に亡くなって、

次の日、24日には、54年ぶりの大雪になりました。

驚きましたね~

ヒマラヤの聖者が断食をして命を絶った次に日に大雪が降ったという話を

4~5年前にヒマラヤにトレッキングに行った人が現地で聞き、

母が亡くなった次の日に大雪が降ったので、

この話を思い出したそうです。

24日は雪が降り本当に寒い日でしたが、

母の身体の両側には大きなドライアイスが置かれていて、

見るたびに寒さで震え上がりましたよ・・・


もう、母はいませんし、ベッドもありません。

片付けも始めましたから、部屋の様子もちがっています。

でもそこを通るたびに、母がいたところを通るたびに、

自然とそちらの方を見てしまいますね・・・

去る者は日々に疎し・・・

その気配もだんだん薄れてくるのでしょう。

寂しい気もしますが、それで良いと思う気持ちもありますね・・・

母はたくさんの思い出を残して去りました・・・

胸の引き出しにたくさん入っています・・・それで十分です・・・


2~3日前の空に現れた天使のはしご
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by gutsuri | 2016-11-30 07:00 | 百寿者 | Trackback | Comments(2)

介護の極意は喜ばせること。2013年7月に満百歳になった母と共に花や音楽から元気をもらっています。無農薬、無肥料でバラを育てています。母は2016年11月に103歳4カ月で旅立ちました。。

by gutsuri