2016年 07月 27日 ( 1 )

水痰と咳と心不全

先日母は目出度く103歳の誕生日を迎えましたが、

私の心はちょっと雲がかかった状態でした。

7月の中旬ころから、夜になると母は思い出したように痰が絡んだ咳を何度もしていて、

風邪をひいてもいないのにどうしたのかしらと気にかかっていました。

でも、朝になると痰とか咳とか全く忘れたように元気になるので、

やはり母は丈夫だなあ~と安心していると、

夕方とか夜になるとまた思い出したように痰が絡んだ咳を始めるのです。

この間、嘔吐と発熱がありましたから、痰と咳のことなど吹っ飛んでしまいましたが、

嘔吐と発熱は次の日には大体治まり、その次の日には体調はほぼ普通になっていました。

するとそれからまた夕方になると痰の絡んだ咳が始まるのです。

しかし、朝起きたときには、そのようなことがあったことを忘れるほど元気いっぱいなので、

これはいったい何なのだろう・・・・と不審に思っているうちに・・・

日曜日の夜には、痰が絡んで呼吸困難になるのではないかと心配になるほど

咳が酷くて息苦しい様子だったので、

月曜日に臨時の往診をお願いしました。

いつもの女医さんではなかったのですが、前に一度往診に来ていただいたことがある先生です。

痰と咳は心不全からくるものだろうというお話でした。

心臓はポンプの働きをしていて身体中に水分を運びますが、
(血流を通して酸素や栄養を運ぶそうです)

弱った心臓では運びきれないので、いろいろな個所に水分が溜まり、

肺に水が溜まった場合は、上手く呼吸が出来なく咳が出やすくなったり、痰が出やすくなるそうです。

母は足とか顔とか膝とか身体全身、目に見える部分には浮腫みがないので、

弱った心臓もそれなりに働いていて健気だなあ~などと安心していました。

が、内臓に水がたまることまでは考えが及びませんでした・・・

朝元気で夕方から咳が出るのは、エンジン(心臓)が古くてくたびれているからで、

車で言えばガス欠状態といえるそうです。

103歳の中古エンジンは健気に動いていますが、上手く動かずに空吹かしすることがあるので、

その時には労わってあげる・・・・楽にしてあげる・・・・

痰が絡んだ咳で苦しいときには、ベッドの背を立てる・・・・無理のない状態でできるだけ立てる・・・

これが一番の対処法だと言われました。

上半身を立てていれば痰は上に上がってきませんから・・・

偶然にも私はこれには気が付いていたので、

睡眠中も痰が上がってこないように、

母が苦しくない程度ベッドの背を立てたまま・・・かなり立てていましたよ・・・

健気に働いている中古のエンジン・・・・・優しくしてあげましょう・・・


先生は母にも聞こえるように、大きな声で非常にわかりやすい説明をしてくださいました。

母にも話しかけていましたから、母も頷きながら聞いていました。

母は熱心に先生の話に耳を傾けていましたよ。

そして、この時以来、母は痰が絡んだ咳はしていません。

夕方になっても夜になっても異常なしです。

先生の熱意とエネルギーが、母に流れ込んだと私は感じています。

やはりこれは、「元気のデリバリー」だと思うのです。

心と身体って・・・・面白いです。


1年前に比べると母は顔が少し細くなりました
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ベンジャミンブリテン 蕾が付いているのも知らなかったです
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by gutsuri | 2016-07-27 07:00 | 心不全と股関節拘縮 | Trackback | Comments(2)

介護の極意は喜ばせること。2013年7月に満百歳になった母と共に花や音楽から元気をもらっています。無農薬、無肥料でバラを育てています。母は2016年11月に103歳4カ月で旅立ちました。。


by gutsuri