久しぶりのオペラ
2017年 11月 11日
今日、コンサートに出かけるときに、
上野は今、紅葉がきれいかもしれない・・・
ちょうど見ごろかもしれない・・・
こう思ってカメラをバッグに入れました。
小さなカメラなので、邪魔にはなりません。
上野の紅葉はきれいでしたよ・・・
本当にすごい人出でしたが、これはいつものことです。
さて、コンサートは、「ランメルモールのルチア」というオペラです。
ルチアを演じたのは美しきアンドレア・ロスト、
囁くような小さな声も、嘆き叫ぶ大きな声も、素晴らしい声が空間に響き渡り、
聴いている人はみな、その力のある美しい声に酔いしれました。
ストーリーは、スコットランドの愛し合っている男女が
お互いの家が憎みあっているため結ばれず、
最後は二人とも死んでしまうという、どこかで聞いたことがあるお話です。
ストーリーがたとえ悲劇ではあっても、オペラは非常にパワフルで力強いもの。
この歌手はここをどのように歌うのだろうとか、
あの長くて難しい狂乱の場面をどんなふうに歌いこなすのだろうなどと、
一曲一曲に拍手を送りながら舞台を楽しんでいます。
喜びの歌にはそのままそこから喜びのパワーをもらいますし、
嘆きや悲しみの歌からは、
それを歌っている歌手の力強さやテクニックの素晴らしさからやはりパワーをもらいます。
そして、嘆きや悲しみが深ければ深いだけ、そこから頂けるパワーも深くなるように思うのです。
音楽にどっぷりと浸った三時間でした。
今もアリアのメロディーが頭の中を回っています。
みなさま、素敵な一日をお過ごしくださいね!
by gutsuri
| 2017-11-11 23:29
| コンサート、音楽