高齢者介護施設


9月のある日、都内の有料老人ホームに夫の身内が入居しているので、

お見舞いに行きました。

高齢者介護施設として私が知っているのは、

母がショートステイでたまに利用していた特養だけですから、

有料老人ホームがどのようなところか興味津々でした。


結論を一言で言うならば・・・

有料老人ホームは閉鎖的な感じがあり、特養は明るくオープンな感じ・・・

このような印象を受けましたね。


特養(特別養護老人ホーム)は、地域の高齢者にデイサービスを提供していて、

毎日のようにデイサービス利用の高齢者が多く訪れますから、

人の出入りがあって、賑やかで活気が感じられます。

デイサービスの他にも、

母のようにショートステイ利用・・・3~4日とか5~6日とか、泊まりの利用もでき、

また、入浴だけの利用もでき、地域の高齢者に幅広く対応しているのですね。

建物は大きくて立派、母が利用していたところはオーシャンビューでしたよ。


都内の有料老人ホームは、

敷地の制限がありますからね、12階建てですが、各フロア12~13人の入居者で、

私たちが行ったときには、そのフロアの7~8人の高齢者の方と3~4人の介護士の方が、

食堂で、お話をしたり、身体を動かしたりしていました。

が、その中に全く反応しない方が3人くらいいて、

ある一点を見つめて身動き一つしないでじっとしていらっしゃいました。

認知症の方なのでしょうね。

このような重度の認知症の方は、きっと、マンツーマンの対応が必要なのでしょう。


部屋で夫が身内に、「みんなの中に入ればいいじゃないの~」といいましたが、

「いやだよ~」という返事が返ってきました。

部屋に入ってすぐ、ベッドのそばのマットを私は踏んでしまい、

そのマットを踏むとそれが呼び鈴のようになっているらしく、

「大丈夫ですか~」という介護士さんの声がスピーカーから聞こえてきて、

「すみませ~ん 間違えて踏みました~」と答えました・・・

朝起きて、新聞を広げて見て、隅から隅まで読んでいるようですが、

そのあとはテレビです。その日は大相撲がありました。

週に2回のリハビリと週に3回の入浴、日中は椅子に座ったきりで動くことはありません。

用事があるときには、いつでもベルを押して頼むことができます。

生活の中で刺激が少ないですね。

この生活が続くと、じきにボケてくるのではないかという思いが浮かんできました。

今はまだ、しっかりしていますけど・・・


私は母を在宅で介護し、母は健康でしたから病院にも縁がなく、

高齢者介護施設や病院での体験があまりないので、正直なところ、よく知らないのですが、

お見舞いに行った老人ホームと母がショートステイで利用した特養・・・

この二つの介護施設で感じたこと、

それは、私の介護は恵まれていたということ、

お手伝いして下さったヘルパーさんやリハビリの先生、往診の先生などのご縁に恵まれ、

何より母がしっかりしていて意欲が衰えなかったこと、

有難かったですね。

改めて、すべてのつながりに感謝しています。




人はみな、老いに向かって歩いていますから、

いつの日か、その老いと向き合うことになるのです。

今まで出来ていたことができなくなり、自宅で暮らすことが不自由になった時には、

病院や介護施設のお世話になるしかないのです。

お世話をする方も大変ですが、高齢者の方々も感じるところは多々あることでしょう・・・

ちょっと複雑な気持ちで帰宅しました・・・





秦野の竹林
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みなさま、素敵な一日をお過ごしくださいね!





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by gutsuri | 2017-10-03 08:00 | 介護 | Trackback | Comments(0)

介護の極意は喜ばせること。2013年7月に満百歳になった母と共に花や音楽から元気をもらっています。無農薬、無肥料でバラを育てています。母は2016年11月に103歳4カ月で旅立ちました。。


by gutsuri