百寿者と一緒の暮らし gutsuri.exblog.jp

介護の極意は喜ばせること。2013年7月に満百歳になった母と共に花や音楽から元気をもらっています。無農薬、無肥料でバラを育てています。母は2016年11月に103歳4カ月で旅立ちました。。


by gutsuri
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母は旅立ちました 2

昨日母の葬儀が終わりホッとしています。

家にいても、今までは母のことが気にかかっていましたが、

今は気になることが他にないので手持無沙汰の日々ですね。

母の後片づけはありますが、ゆっくりとのんびりとするつもりです。


母は脳の右側の小さな血管が詰まったらしく、軽い脳梗塞を起こしたのです。

水分摂取を最小限にしていたので、

血液サラサラどころか、血液ねっとりだったと考えられますから、

軽い脳梗塞も不思議ではありません。


20日の日曜日にお昼ご飯は食べたくないと言い食べませんでした。

今思えば、この時から身体に異変が起きていたのだと思います。

21日の月曜日、朝声をかけると、母はいつもの調子ではありません。

私が声をかけ起こしても、私の声掛けに母は反応するのですが

母は半分眠った状態で、何を言っているかよくわからないのです。

目の焦点が合わせにくい様子で、

扶美さんはよほど眠いのだろう、一日寝かしておいてあげよう・・・

そして、朝のヘルパーさんやリハビリなどをお休みにしたので、母は一日寝ていました。

22日の火曜日、朝、母の様子を見ていると、

呼吸が少し荒くなっているのと、

左腕が腫れている・・・浮腫んでいる・・・しかも動かない・・・自分で動かせない・・・

すぐに先生に往診をお願いしました。


母を診る先生の表情が明らかにいつもと違っていることがわかりました。

母の手を握り、注意深く4~5分ず~っと母を観察していたのですよ。

先生は、母がつばを飲み込む様子を見ていました。

左腕が腫れて動かないのは、脳の右側が軽い脳梗塞を起こしているからで、

嚥下にもそれが影響している可能性がある・・・

日曜日、月曜日と二日間飲まず食わずで眠っているわけで、

でもこちらが話しかけると、目を開けて答えようとする・・・

舌が麻痺しているのでうまく話せない・・・

それでも、いつものように「あいがおう(ありがとう)、あいがおう」と先生に何度も言っていました。

不自由ながらも自分が伝えようと思うことは、話そうと努力して話していました。

この時の先生のお話は、

母の身体が収束というか終わりに向かって準備を始めたこと、

それでも、点滴は今はしないほうが良いことなどを話されました。

先生の言われていることは、よく理解できます。

スプ~ンに少しの水を口に含ませるだけで、母は咽って苦しむのです。

一滴の水が喉を落ちただけで、心不全独特のゴボゴボという咳が始まるのです。

身体が水分を受け入れようとしていないのに、もし点滴するとどうなることか・・・

想像しただけで怖くなります・・・

先生から細かい注意を受けて、ある程度の覚悟はできました。


扶美さんに、何か食べたいものはある?と聞くと、

一生懸命に私に言うのですが、それが何か聞き取れないので、

ペンで紙に書いてもらいました。

右手は今までどおり自由に動くのですよ。

私が出した紙には書かなくて、そこにあったその日の新聞の一面の余白に母が書いたのは、

たくさんの小さな丸とたくさんの短い線でした・・・

アイスクリームにしようねと言うと、少し笑みがこぼれました・・・

アイスクリームを少し口の中に入れると、そのほとんどが口から流れ出てきます。

甘さを味わっただけも良かったと思っています。

火曜日はこのような会話が母と出来ました。

水曜日は、私の言っていることはわかっていても、

もう、それに反応することはできませんでした。

でも、私が話していることや周囲のことを母がわかっていることは、伝わってきました。


日曜日に母が眠り始めたときから、

お箏のCDをかけると、母は音楽に聴き入っていました。

音楽を聴きながら不思議な世界を飛び回っていたと思います。



11月17日の夕日
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Commented by blaise-photo at 2016-11-29 10:14
しばらくブログを見てななかったので、大変驚きました。

少し前までお母様の状態は落ち着いていると書かれていたので、全く考えられませんでした。

扶美さんのご冥福をお祈りいたします。
そしてgutsriさん、疲れが出ないようにお気を付けくださいね。
Commented by gutsuri at 2016-11-29 17:59
blaiseさん、こんばんは。

母は元気だったのですよ。
11月に入って絶好調の日々が続いていました。だから私も安心してつい気を抜いていたのです。

もう少し生きてほしかった・・・という気持ちと、これで良かった・・・という気持ちが交互にやってきましたが、今はもう、母がどこまで生きるかは母が決めて当然なのだと考えています。

何とあっけないこと・・・
息が止まった直後には何が起きたのがよく理解できなかくて戸惑ったくらいです。それくらい苦しむことなく眠るように逝ってしまいました。

今はすることがなくて手持無沙汰・・・
何もしていないのに眠くて仕方ありません・・・
by gutsuri | 2016-11-28 07:00 | 百寿者 | Comments(2)