母は旅立ちました

11月23日のお昼頃、母は旅立ちました。

お箏のCD と私の歌の中で、扶美さんは息を引き取りました。


お箏のCDをかけ、それに合わせて私が歌い始めると、

母の目から涙が一筋流れました。

扶美さん、周囲のことはわかっていたようです。

最期まで周囲のことが感じ取れていました。

母の手を握り、胸をさすったり、肩をたたいたり、頬を撫でたりしながら、

母の呼吸を注意深く観察して、

母は音楽を聴きながら、私の声を聴きながら、一生懸命に呼吸していました。

初めは大きく胸を上下させて荒い息をしていました。


息を引き取るときの苦しさは全くなく、

自然に呼吸をしなくなった・・・のです。

私は手を握ったり肩をさすったり、扶美さんの呼吸に注意しながら歌っていましたが、

目はいつも扶美さんの顔を見ていました。

荒かった呼吸がだんだんと静かになっていき、

静かな呼吸が続いていました。

静かな呼吸なので、時々鼻に手をやって息をしているかどうか確かめていました。

温かい息が出ていたら安心してまた歌いました。

首に手を当てて脈を見たり・・・しましたよ。

扶美さんが周囲のことがわかっているのを知っていましたから・・・


扶美さんの息が静かになっているのがわかったので、

手を当てても息をしていないようだったので、

大きな声で話しかけました。

「扶美さん、起きて頂戴~」みたいな感じで話すと

呼吸をし始めたので「な~んだ、良かった~」と思ったら、

何回か息をして、そして、息を吸って・・はっきりと吸って…それで終わりでした。


息を引き取るというのは、ここからきていると聞いていたけれど、

本当に息を引いて終わりでした・・・はっきりと引きましたよ・・・

ということで、苦しさは全くありません。

眠るように逝ってしまいました・・・


余りにあっけないお別れだったので、しばらくそれが信じられませんでした。

悲しいですが、それと同時に満足感もあります。

人の生命って何とはかないものなの・・・・という思いが湧き上がりますが、

それでいいのだという思いもあります。


母に感謝の気持ちでいっぱいです。

103歳まで生きてくれてありがとう!

いろいろなことに気付かせてくれてありがとう!

視界のヴェールが少し剥がれ落ちた気がします。

本当に、本当に、ありがとう!



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Commented by Julia Kerry at 2016-11-25 07:35 x
ただただ驚愕しております・・・
あまりの突然さに・・・

見事に見送ることが出来ましたね。
素晴らしい最後をお母さまは過ごすことが出来ました。
gutsuriさんの声を聴きながら
その瞬間に開かれた素晴らしい世界に旅だったことと思います。

gutsuriさん、お疲れ様です。

私もそのように母を見送りたいです。
ありがとうございます。
Commented by アキ at 2016-11-25 15:59 x
gutsuriさん、ご無沙汰しております。
この度、急な出来事で大変驚いております。
最近は忙しく、コメントすることも減っていましたが
ブログは毎回欠かさず、見ておりました。
お母様が今年の初めと夏場に体調崩されていたのは存じ上げていましたが、最近は
落ち着いていらしたようなので、お元気なものだと疑わずに勝手に思っておりました。

私にとってgutsuriさんのブログは数ある介護ブログの中でも大好きなブログで、
お母様の扶美さんの存在そのものや、gutsuriさんの介護に対する向き合い方は、
祖母を在宅介護する私にとってお手本のような存在でした。

そのような中で、突然の訃報に未だに信じられない気持ちでいっぱいです。
これからも当然のようにgutsuriさんとお母様の生活をブログで見れると思っていましたから・・・。

突然のお別れ、寂しい気持ちでいっぱいですが、お母様が旅立たれる時に
gutsuriさんに見守られて旅立たれたことは、介護するものにとっては理想的なお別れのように思います。

すぐにでもお悔やみの言葉を申し上げたくて、パソコンに向かいました。
お母様の扶美さんのご冥福を申し上げ、gutsuriさんご家族のご自愛を心より
お祈りいたします。
Commented by juju-19451006 at 2016-11-26 01:13
お母さま最高の最後を過ごせましたね
そしてgutsuriさんのすばらしいお見送りに
心打たれました

私もいずれ来るであろう母のその時には
動揺せずに一緒に呼吸を合わせてあげれたらと
思いました

先日のブログでお庭の薔薇がとってもきれいでしたね
きっとgutsuriさん心癒されているだろうなぁ~と
想像してます
寒さ厳しいここ数日です
お体に気を付けてお過ごしください

お母さまのご冥福をお祈りいたします
Commented by gutsuri at 2016-11-28 00:35
juliaさん、こんばんは。

余りの突然さに私もあっけにとられ、今でもこれはほんとのこと?などと、思うことがあります。
母の穏やかな旅立ちは介護をしていて一番うれしいことです。
年齢に不足はないので、とにかく母が楽なようにと先生は配慮なさったようです。
先生と母の信頼関係は見ていて安心できました。
Commented by gutsuri at 2016-11-28 00:42
アキさん、お久しぶりです。

お元気そうで何よりです。
いつもこのブログを見てくださってありがとうございます。

そうなんです。
本当に急なことでした。
母の死を今でも信じられないことがありますが、不思議なことに、満ち足りた気持ちを抱く自分にも気が付くのです。
母は幸せだと思います。
介護関係の方は最善のことをしてくださいますから、そのおかげでここまでやって来れました。
そして、母の頑張りも大きいです。
有難いことです。
全てに感謝しています。

Commented by gutsuri at 2016-11-28 00:47
jujuさん、こんばんは。

いつかは来る…最後の日ですね。
もう少し生きてほしかった・・・と思う気持ちもあります。でも、必要な時に必要なことが起きると言われていますから、これで良かったのだと思っているのですよ。

バラの花には癒されます。
急に寒くなりましたから、寒さに強いバラはこれからも咲いてくれますね。楽しみです。12月のバラもきれいですよ。

お母様、お元気そうですね。
寒くなりますから皆様、お気を付け下さい。
Commented by Eriko at 2016-11-29 09:16 x
お母様旅立たれたのですね。
長いこと本当にgutsuriさんの愛を受けてお母様は幸せでしたね。すべてを良い方に考えるポジティヴシンキングでいらしたgutsuriさんのおかげで、お母様生涯を全うすることが出来たのではないかと思っております。
心よりご冥福をお祈り致します。
そしてgutsuriさんおつかれ様でした。

Commented by gutsuri at 2016-11-29 17:44
Erikoさん、こんばんは~

母はとうとう逝ってしまいました。

私は能天気なものですから、母がこんなに高齢なのに、「扶美さんは大丈夫」と言う思いがいつも頭にあって、のんびりと適当に接していたのです。
正直なところ、もう少し生きてほしかった・・・という思いもあります。介護をしたこの4年間で何とたくさんのことを学んだことでしょう・・・もう少し生きてもう少し教えてほしかった・・・
一方で、103歳まで生きてくれてありがとう、と感謝の気持ちもあるのです。

私はスピリチュアル歴が長いですから、客観的に自分を見ているもう一人の自分の存在が現れ、自分軸がぶれていたらそれを修正しているような感じがします・・・
「その人に必要なことが起きている」
本当にそう感じています。

コメントありがとうございました。
by gutsuri | 2016-11-25 07:00 | 百寿者 | Trackback | Comments(8)

介護の極意は喜ばせること。2013年7月に満百歳になった母と共に花や音楽から元気をもらっています。無農薬、無肥料でバラを育てています。母は2016年11月に103歳4カ月で旅立ちました。。


by gutsuri