百寿者と一緒の暮らし gutsuri.exblog.jp

介護の極意は喜ばせること。2013年7月に満百歳になった母と共に花や音楽から元気をもらっています。無農薬、無肥料でバラを育てています。母は2016年11月に103歳4カ月で旅立ちました。。


by gutsuri
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娘のことをお母さんと呼ぶ超百寿者

母は今でもよく雑誌を読んでいます。

ベッドの中で他にすることがないので、雑誌を手に取り、

気に入ったページを眺めています。

私はそのためにいろいろな雑誌を途切れぬように買っています。

大した雑誌ではありません。小さな雑誌も多々ありますよ。

読み終えたころを見計らい、またその本に飽きたように見えるときに、

新しい雑誌を母に渡します。

すると、母が声を上げるのです。

あら~ とか、うわ~ とか 喜びの声を上げます。

昨夜、何気なく私は母の雑誌を手に取り、パラパラとページを最後までめくると、

介護百人一首というページに目が留まりました。

その一首をみて、嬉しくなりました~

娘のことをお母さんと呼ぶところが我が家と同じだからです。

その一首をご紹介しますね。

百六歳の 母が娘に 礼を言う
   「育ててくれて ありがとうおかあさん」




我が家の母も、私のことを人に紹介するときには、

「これは私のお母さんです」と言います。

初めは驚きましたけどね。

母が101歳のころから、私は母の「お母さん」になりました。

母がそういうのですから、それでいいのです。

はい、私は母のお母さんです。

私の介護はそれほど温かいものではありませんが、

そう言ってもらえて、そのように感じてもらえて、嬉しいですね。

その場にいた人は皆笑っていますけど・・・・

中には「逆でしょう~」などと言う人もいましたけど・・・

母の世界は母が作り上げたものですから、それでまったく問題はありません。

そして、この介護百人一首を見て、ここにも同じような方がいらっしゃいましたよ~

この方は百六歳という超百寿者でいらっしゃいます。

お世話をする娘さんを、お母さんと呼んでいます。

そして、その「お母さん」に「ありがとう」と言ってらっしゃいますね。

老年的超越の良い例ですよね。

私の母もことあるごとに私に「ありがとう」と言います。

お礼を言われると、介護していてよかったと思います。

母も老年的超越の域に達しているようです。

感謝の日々を過ごしていますから、ありがとう~、すみませんね~が自然に口から出てきます。

面白いものだと思うのです・・・

歳を重ねるということが・・・

百年という年月が・・・

「百年生きたものには神が宿る」と言う言葉を往診の先生から聞いたことがありますが、

歳を取るとか老化とか老いとか・・・これらはいろいろなものが含まれ重なっていますから、

加齢はマイナス面だけではありません。

アンチエイジングと言いながら、肩ひじ張って老いに抵抗しなくても良いのです。

以前、百寿者で検索した時に、幸せな歳の取り方(サクセスフルエイジング)という言葉を知り、

加齢とは、マイナス面ばかりではないと思うようになりました。

百寿者をそばで見ながら世話をしていて、心からそう思うようになりました。


ラジオ深夜便9月号から
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by gutsuri | 2016-08-27 07:00 | 長寿 | Comments(0)