老化には粋な面も・・・
2016年 08月 05日
「元気になって良かったわね。ホント、これで安心よね。」と言うと、
母の返事は、「元気になって良かったねが良かった・・・」と笑顔でした。
よくわからなかったけれど、笑顔で眠りについたから、良い夢を見たでしょう・・・
昨日、一昨日あたりから声に張りが出て、いつもの調子が戻ってきました。
着替えが終われば、いつものようにテーブルを手でたたいて、
さあ、今日も元気で行きましょう~ タンタカタン~などと明るくやっています。
今までの8割がたまで戻りました。
本当に一安心です。
この調子で、この夏を過ごしたいですね。
昨年の8月のブログを見たり、その前の年の8月を見ても、
どうも母は、夏には元気がないようで、機嫌が悪い時もあったようです・・・忘れていましたけど・・・
今は機嫌が悪いということは滅多にないので、
一年一年の変化がわかって面白いですね。
機嫌を悪くするというのは、案外エネルギーを使うものなのかもしれませんね。
今年になってからは、静かで元気がないときは何度かありましたけど、
機嫌が悪いということはなかったですから、
機嫌を悪くするとか、人に抗うとか、反抗的な態度をとるなどというのは、
きっとたくさんのエネルギーを要するのはないでしょうか。
もうそのたくわえが母にはないのかもしれません・・・
母は枯れてきたのかもしれませんね。
枯れてきて、灰汁が落ちて、芯だけになったのかも・・・
以前はしっかりと我をもっていて、我の強い人でしたが(エゴとは違います)
いまは余計なものがそぎ落とされた感じがするのです・・・
加齢というか老化も、粋なことをするものですね~
歳を重ねるとは、いろいろなことを含んでいるのだなあなどと
身近な百寿者を見ては感じていますよ。
シャンタルメリュー
トンボが止まっています
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