百寿者と一緒の暮らし gutsuri.exblog.jp

介護の極意は喜ばせること。2013年7月に満百歳になった母と共に花や音楽から元気をもらっています。無農薬、無肥料でバラを育てています。母は2016年11月に103歳4カ月で旅立ちました。。


by gutsuri

ボケた話はその人にとっては真実

数日前のことですが、

母の寝る時間になったので、「そろそろ寝る準備をしようね~」と声をかけると、

「今ね~、ダンスをしていたのよ。」と母が言い出しました。

手にしているのは、「ラジオ深夜便」と言う雑誌です。

その中にそういうストーリーがあったのかどうか知りませんが、

母ははっきりとダンスをしていたと言っています。

話を聞くと、社交ダンスのようでした・・・

「ダンスは楽しかった?」と聞くと、

「相手のあることだからね。大変よ~」と宣う。

「疲れた?」と聞くと、「疲れはしないけどね・・・」と話してくれました。

適当に切り上げて、寝る準備をしましたが、面白いですよね。

母は充実した時間を過ごしているようです。

24時間ベッドの中で、退屈しているのではないかと時々気になるのですが、

退屈どころか、いろいろと楽しんでいるようですね。


夜、眠っているときの夢の中では、

母は縦横無尽にどこにでも出かけていることは知っていました。

これはまあ、私たちもそうですよね、

別にボケていなくても、夢の中では縦横無尽に活躍していますね、

時間の制限も感じられませんよね、

子供時代に戻ったりしますから・・・

そして、それはボケたことではありません・・・

普通のことです・・・

夢の中ですから・・・


7日の火曜日に往診があったので、先生にこのダンスの話をしました。

面白そうに話を聞いていらっしゃいましたが、

「高齢の方が話す内容は、その人にとっては真実のこと。

周囲の人から見れば理屈に合わない話でも、

高齢の人は、頭の中で実際にそれを体験していると感じているのですから、

その人にとっては、その話は実在なのです。

体験したと感じていれば、体験したことになります。」


私たちは、夢の中で体験したことを、その時には夢の中で本当に体験していると感じ、

朝、目覚めたときには、あまり詳しくは覚えていませんが、

でも、なんとなく夢のストーリーを思い出すことはできます。

変な夢だったなあ~とか、

楽しい夢だったなあ~とか、

久しぶりに誰かにあったり、今はいない人と会っていたり、

理屈に合わないことが、夢の中では盛りだくさんですね。

そう、理屈に合わないことがあるのです。

私たちも理屈に合わないことを体験しています。


母のボケた話を聞くのは、なかなか愉快なことですよ。

私の夢の話といい勝負です・・・

そのボケ具合が・・・という意味で・・・

理屈に合わない度合が・・・という意味で・・・


本を読んでいて、空想の世界に入り込めるって、子供時代に戻っているのでしょうか。

「老い」って案外、奥が深いかもしれませんね・・・・・


プリンセスダイアナが咲いています。
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by gutsuri | 2016-06-10 07:00 | 百寿者 | Comments(0)