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手が邪魔なんだけど・・・

今年になって、ヘルパーさんが来るのは週に3回の朝だけです。

それ以外はすべて私がしています。

ヘルパーさんのように上手くはできませんが、

今からこれをするのよと母がわかるように説明して、母が納得してからすると、

母もそれが理解できて、着替えやおむつ替えなどを受け入れやすくなり、

大体のことはスムーズに出来ています。


我が家が紙オムツを使い始めて3年半です。

3種類の紙オムツやおむつパッドを併用しています。

紙テープ式の紙オムツ・・・これは赤ちゃんでいうところのおむつカバーです。

これが濡れることはまずありませんが、毎朝取り換えています。

そして、厚い(6回吸収)紙パッドをその上に重ね、

普通はこれだけだと思いますが、

我が家は、その上に、

薄い(2回吸収)紙パッドをプリーツ状態に畳んだものを肌にぴったりとくっつけて、

股にはさみます。

普段のおむつ替えは、このプリーツ状の紙パッドを取り変えるだけです。

このプリーツ状のものを引き抜き、新しいプリーツを差し込むだけですから、

手間などかからずに、おむつ替えが簡単ですぐに終わります。

だから頻繁に取り換えることが出来ます。

ただ、百歳を過ぎた母は、さすがに心臓が草臥れていて、

心臓の負担にならないように、水分はかなり控えめの摂取ですから、

尿の量も他の人に比べると少ないかもしれません。

そのためか、ほとんどの場合、このプリーツだけの汚れで済んでいます。


オムツ替えの時に、「オムツを取り換えるわよ~」と言いながら、テープを外そうとすると、

母は、そのテープのところに手を持っていき、

肌着やパジャマの上着などを引っ張って、お腹の上に手を置きます。

手は胸の上よ・・・などと言っても、聞く耳持たず・・・

しきりに、パジャマの上着などをひぱって、下に持ってこようとするので、

私の作業はやりにくく、2~3割増しの力が必要になります。

ただ、プリーツを引き抜いて差し込むだけの作業なのですが、

テープを外したりくっつけたりするときに、母の両手が邪魔なのです。

まあ、これをどう考えるかですね・・・


少しボケが入っている母でも、お腹の辺りに他の人の手を感じると、思わず身構えてしまう・・・

衣類を下に引っ張って、防御の姿勢に入ってしまう・・・

母のセンサーはまだ働いている・・・

オムツ替えに配慮をする知恵はもうないけれど、反射的な反応はまだ出来ている・・・

とまあ、このように受け取っています。

生きる力がまだあるという事なのでしょうね。

食事も普通食をパクパクと自分で食べることが出来ていますから、

生きようとする意欲が漲っていますよ。

表情からもそう見えます。

嬉しいことです。


でもね~、やっぱり手が邪魔なんだけどね~

手は胸の上よ~


クチベニシラン
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斑入りシラン
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クマンバチがクレマチスの花に
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キリギリスの赤ちゃん、また別のクレマチスを齧っています
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ササグモ
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by gutsuri | 2016-05-01 19:00 | 百寿者

介護の極意は喜ばせること。2013年7月に満百歳になった母と共に花や音楽から元気をもらっています。無農薬、無肥料でバラを育てています。母は2016年11月に103歳4カ月で旅立ちました。。


by gutsuri