舌苔と舌の清浄
2016年 04月 16日
今年に入ってから、母の舌のお掃除を始めました。
母は嚥下がしっかりとしていて、唾液もたくさん出ているので、
舌苔には縁がないと思い込んでいました。
昨年の春までは、特に舌が気になるようなことはなかったのですよ。
入れ歯の出し入れの時にチラリと見える口の中は、ピンク色の舌で、
確かに、朝起きたときには、
白いような、薄い黄色っぽいような舌苔が、うっすらと舌の奥の方に見えましたが、
それは心配する程のものではありませんでした。
普通の人よりは目立つ舌苔ではありますが、
高齢者の舌は、このようなものかもしれないと思える程度のものでした。
母は唾液がしっかりと出ているから舌苔については余り心配することはないと安心していたのです。
昨年の秋ごろ、ふと、母の口の中が見えたときに、舌に緑色の苔があるのに気が付きました。
何?この緑色のものは?
苔かしら・・・・・
どうして緑色の苔が口の中に出来ているの?
本当に驚きました。
思い当たることは、スムージーです。
昨年の春から、リンゴとバナナとパセリをベースにし、
それに小松菜、ホーレンソー、キーウイなどを加えたスムージーを毎日飲んでいました。
母は甘いスムージーが好きなので、パイナップルを加えることもありました。
そのパセリや小松菜やホーレンソーの細かい緑色の植物繊維が、
舌に薄くあった舌苔にくっついていって、増えていったのではないか・・・
調べると、ハチミツには舌苔を溶かす作用があることがわかり、
(往診の先生にお聞きしたところ、はちみつは舌苔に良くないと言われたのですぐに止めました)
ハチミツを一匙口にくわえて舐めてもらったのですが、
母は舐めないですぐに飲み込むのです。
「これは美味しいね~」と言いながら、すぐにゴクンとハチミツを飲み込んでしまいます。
それでも毎日、ハチミツ一匙を続けました。
緑色の苔に気が付いてからは、母はスムージーはなしにしました。
一か月で舌苔は緑色から白っぽい色に変化しましたが、
舌苔は依然としてしっかり付いています。
ハチミツは穏やかな作用なのでしょうね、きっと。
本当はそのようなもので対処するのがいいのですけどね・・・・
夜は、母は入れ歯を外して休みます。
そのせいかどうか知りませんが、寝ているときに口を開けていることが多く、
部屋はエアコンで空気が回っていますからね、
口を開けて寝ている人の舌苔は、乾燥して舌にこびり付いているので、
除去するのが難しいと知り、
こびり付いた舌苔ではハチミツが効かないのも無理はないので、
今度は、舌ブラシにタングジェルを付けて、舌のお掃除となりました。
舌のお掃除は、朝起きたときにするものですが、
母には、寝る前のルーティーンの中に舌の清浄を加えたのですよ。
のんびりと出来ますからね。
舌のお掃除を母に納得させるために、鏡を出して自分の舌を見てもらうと、
「こんなに汚れていては掃除をしなくてはいけないね~」
本人も驚いています。
母は多少のボケはありますが、幸いなことに認知度はまだ高い方・・・
本を読んだりしていますからね。
今の母なりの理解でしょうが、それでも新しい雑誌が来ると喜んでいますよ。
そして、母の協力を得ないと、舌のお掃除は出来ないので、
舌の清浄に良い印象を持ってもらうために、甘いタングジェルも用意しました。
入れ歯を外してポリデントに浸けて、ナイトケアで口を漱いで、
それから、舌ブラシにタングジェルを付けて、「はい、舌のお掃除よ~」
私が舌を出して見せると、母も舌をだしますから、
舌ブラシをゆっくりと動かして優しく擦ります。
とまあ、このような様子で舌のお掃除を始めました。
母は、舌の清浄を特別嫌がりません。
が、好きでもありませんから、その時の調子で省くこともあります。
ところが、3日くらい続けて省くと、舌苔は増えていますね。
日々の積み重ねが大事なのですよ・・・
高齢者はちょっと油断をすると、土台が脆くなってきます。
特に百歳を超えると、身体はいろいろな所に、ひずみやゆがみが現れます。
身体は身体なりに働いているのでしょうが、
全身に行き渡っていた必要なエネルギーが、
身体の全体的な衰えによって、滞ってしまうことがあるように感じます。
気を許すと、そのひずみやゆがみが大きくなっていき、
そこから身体がどんどん弱っていく・・・
注意深い見守りが必要になりました。
アジュガが咲いています。
新しい葉が花が咲いたようにきれいです。
クリックをお願いします
母は嚥下がしっかりとしていて、唾液もたくさん出ているので、
舌苔には縁がないと思い込んでいました。
昨年の春までは、特に舌が気になるようなことはなかったのですよ。
入れ歯の出し入れの時にチラリと見える口の中は、ピンク色の舌で、
確かに、朝起きたときには、
白いような、薄い黄色っぽいような舌苔が、うっすらと舌の奥の方に見えましたが、
それは心配する程のものではありませんでした。
普通の人よりは目立つ舌苔ではありますが、
高齢者の舌は、このようなものかもしれないと思える程度のものでした。
母は唾液がしっかりと出ているから舌苔については余り心配することはないと安心していたのです。
昨年の秋ごろ、ふと、母の口の中が見えたときに、舌に緑色の苔があるのに気が付きました。
何?この緑色のものは?
苔かしら・・・・・
どうして緑色の苔が口の中に出来ているの?
本当に驚きました。
思い当たることは、スムージーです。
昨年の春から、リンゴとバナナとパセリをベースにし、
それに小松菜、ホーレンソー、キーウイなどを加えたスムージーを毎日飲んでいました。
母は甘いスムージーが好きなので、パイナップルを加えることもありました。
そのパセリや小松菜やホーレンソーの細かい緑色の植物繊維が、
舌に薄くあった舌苔にくっついていって、増えていったのではないか・・・
調べると、ハチミツには舌苔を溶かす作用があることがわかり、
(往診の先生にお聞きしたところ、はちみつは舌苔に良くないと言われたのですぐに止めました)
ハチミツを一匙口にくわえて舐めてもらったのですが、
母は舐めないですぐに飲み込むのです。
「これは美味しいね~」と言いながら、すぐにゴクンとハチミツを飲み込んでしまいます。
それでも毎日、ハチミツ一匙を続けました。
緑色の苔に気が付いてからは、母はスムージーはなしにしました。
一か月で舌苔は緑色から白っぽい色に変化しましたが、
舌苔は依然としてしっかり付いています。
ハチミツは穏やかな作用なのでしょうね、きっと。
本当はそのようなもので対処するのがいいのですけどね・・・・
夜は、母は入れ歯を外して休みます。
そのせいかどうか知りませんが、寝ているときに口を開けていることが多く、
部屋はエアコンで空気が回っていますからね、
口を開けて寝ている人の舌苔は、乾燥して舌にこびり付いているので、
除去するのが難しいと知り、
こびり付いた舌苔ではハチミツが効かないのも無理はないので、
今度は、舌ブラシにタングジェルを付けて、舌のお掃除となりました。
舌のお掃除は、朝起きたときにするものですが、
母には、寝る前のルーティーンの中に舌の清浄を加えたのですよ。
のんびりと出来ますからね。
舌のお掃除を母に納得させるために、鏡を出して自分の舌を見てもらうと、
「こんなに汚れていては掃除をしなくてはいけないね~」
本人も驚いています。
母は多少のボケはありますが、幸いなことに認知度はまだ高い方・・・
本を読んだりしていますからね。
今の母なりの理解でしょうが、それでも新しい雑誌が来ると喜んでいますよ。
そして、母の協力を得ないと、舌のお掃除は出来ないので、
舌の清浄に良い印象を持ってもらうために、甘いタングジェルも用意しました。
入れ歯を外してポリデントに浸けて、ナイトケアで口を漱いで、
それから、舌ブラシにタングジェルを付けて、「はい、舌のお掃除よ~」
私が舌を出して見せると、母も舌をだしますから、
舌ブラシをゆっくりと動かして優しく擦ります。
とまあ、このような様子で舌のお掃除を始めました。
母は、舌の清浄を特別嫌がりません。
が、好きでもありませんから、その時の調子で省くこともあります。
ところが、3日くらい続けて省くと、舌苔は増えていますね。
日々の積み重ねが大事なのですよ・・・
高齢者はちょっと油断をすると、土台が脆くなってきます。
特に百歳を超えると、身体はいろいろな所に、ひずみやゆがみが現れます。
身体は身体なりに働いているのでしょうが、
全身に行き渡っていた必要なエネルギーが、
身体の全体的な衰えによって、滞ってしまうことがあるように感じます。
気を許すと、そのひずみやゆがみが大きくなっていき、
そこから身体がどんどん弱っていく・・・
注意深い見守りが必要になりました。
アジュガが咲いています。
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by gutsuri
| 2016-04-16 07:00
| 健康