自然と調和したバラ育て
2016年 04月 13日
ハナグモは小さいのですが、このように腕が長いので、アブも捕まえるのですよ。
待ち伏せしていろいろな虫を捕まえてくれます。
無農薬でバラを育てようと思ったら、クモたちの協力を得るのが一番です。
数年前までは、私もバラに有機肥料のボカシ肥(市販のもの)をたっぷりと与えていました。
バラにきれいに咲いてほしくて・・・・
肥料をたくさん与えれば与えるほど、バラはきれいに立派に咲いてくれる・・・
肥料をたくさん与える方が、バラは元気になり、丈夫に育つ・・・
このように信じていました。
バラにたっぷりと肥料を与えていましたから、それこそ虫はたくさんやってきました。
ボカシ肥の匂いが漂っていますから、虫は集まってきます。
それでも、「基本、消毒はしない」を貫いていましたから、
ハプニングの続出で、いつも右往左往していましたよ~
以前に、バラ育種家の方のお話を聞きに行ったことがありますが、
バラに肥料は必要ないと言われましたし(その方は寒肥は必要だと言われました)
気を付けてバラの情報をチェックしてみると、
いろいろな意見があることがわかりました。
高温多湿の日本では、農薬を撒くなら隔週で撒かなくてはなりません。
大変ですね~
肥料の与えすぎは、赤潮などの原因にも一役買っていると聞いたことがあります。
やはり自然と調和するバラ育てが魅力的ですよね。
自然栽培という言葉を知り、無農薬、無肥料でバラを育て始めて5年目になります。
いつのまにか、このちっぽけな庭の中で、食物連鎖が出来上がっています。
食べたり食べられたりの世界です。
虫たちの世界が出来上っています。
肉食昆虫(益虫)が草食昆虫(害虫)を食べるのです。
そして、この庭では、肉食昆虫も草食昆虫も共に元気です。
私が自分で作った米ぬか発酵乳酸菌液で土壌改良しているので、
その乳酸菌のおかげでしょうか、虫たちはいたって健康です。
不思議なことに、無農薬、無肥料にして、総体的に虫の数は随分減りました。
ところが、虫の種類は増えたのですよ~
いろいろな種類の虫が、このちっぽけなスペースに棲んでいます。
健康な虫たちがたくさん棲んでいるこの庭では、バラの花が元気よく咲いています。
まるで喜んでいるように、笑っているように咲いています。
たくさんの虫たちが棲んでいて、生命の息吹が感じられる庭。
生命力に満ち溢れたこの庭を、バラも草木も虫たちも気に入っている・・・
そしてそれは、母の生命力とも共鳴しているのではないかしら・・・
そのようなことを考えています~
バラの害虫には正直手を焼いていますが、その虫も懸命に生きているのですよね。
日々の食糧に命を懸けている彼らは、生きることの原点を教えてくれています。
厳しい世界ですね~
さあ、クモくんたち~、お腹いっぱい食べてちょうだいね~
頼りにしています・・・
いまどき何の卵だろうと思ったら、アワフキムシ(草食昆虫)のようです。
この泡の中に虫がいるのだそうです・・・
チューリップが咲き始めました
サクラソウも・・・
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