富士山がきれいでした
2014年 12月 20日
冬の雨は、気分も沈んでしまいますね。
12月に入り、寒さが厳しくなったころから、
母がよく眠るようになりました。
朝の目覚めのときは起きたくないようですし、
昼食が済むと気持ちよさそうにすぐに寝入ってしまいますし、
夜は、早い時間から眠そうにあくびなどしています。
身体が眠りなさいといっているようです。
眠いときに眠るのは良いことですから、それはいいのですが・・・
今朝は寝起きが悪くて、母の機嫌の悪いことと言ったら・・・
まあ、久しぶりでしたよ~
「眠いところを起こさないでちょうだい」と言っています。
今までは、人前では機嫌の悪さを露骨に出すことはなくて、
自然に繕うことが出来ていました。
まだ、プライドもありますから、
機嫌の悪さを前面に押し出すことはありませんでした。
今日、感じたのは、母は、何か嫌だと思った時に、
そこに何かが入り込んでしまい、プライドなどなくなっている・・・
何を言っても通じない壁のようなものを、自分の周囲に張り巡らしている、
そのような感じを受けました。
高齢者独特の閉塞感のようなものでしょうか・・・
知らぬ存ぜぬの世界の住人でした。
今朝は、ヘルパーさんはお上手ですから、そのような母を相手に
おむつ替えとパジャマの着替えをして下さいましたよ。
明るく、元気に、笑顔で、いつもと同じ調子で振る舞う。
これが基本なのでしょうね。
母はその後3時間くらい眠って、いつもの扶美さんに戻りました。
昼食は完食、雑誌を読んだり、新聞に目を通したりして、普段と同じです。
「寒くない?」
「大丈夫、寒くないよ。これを着ているからね。」
「雨が降っているのよ」
「あら~、そうなの・・・」
このような会話はいつも通りでした。
普通の人相手の介護は、それほど、大変ではありません。
話せば通じる相手には、話をして、
何をするか理解してもらうことが出来ますからね。
でも、いつもと違った状態にいる人のお世話をするのは、
骨の折れることだと実感しました。
ブロ友さんで、アルツハイマーのお母様を介護していらっしゃる方がいます。
通じない相手に、明るく、楽しく、愛情を持って話しかけ、お世話をすることは、
こちらのモチベーションをかなり意識して上げる必要があること、
お母さまの笑顔は、何よりの喜びであること、など、
お二人の繋がりの深さがうかがわれます。
時折見せる母の摩訶不思議な世界。
この不思議な世界に母が居る時間が、これから、増えるかもしれませんね。
冬という季節要因のせいかもしれませんし・・・
今日は雨、低気圧のせいかもしれませんし・・・
百歳を超えると、このようなことは起きて当たり前なのかもしれませんし・・・
よくわかりませんが、
今朝のヘルパーさんのように、
また、ブロ友さんのように、
明るく、元気で、笑顔で、いつもと同じ調子で接すること。
これから、未熟者は、これ目指します~
昨日、富士山がきれいでした。
車を止めて、写真を撮りましたよ。
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心と身体