話せば通じる
2013年 11月 16日
「今日も無事に終わったわね~」
「また、明日があるから、今日はもう寝ましょうね。ほら、もう10時よ。」
などと母に話しかけました。
「ホント、もう、10時だわ~。そう、そう。寝ましょう。寝ましょう。」
と、聴き訳の良いこと・・・
熱心に読んでいた雑誌を閉じて、隅に置きます。
穏やかな母の様子に、私もつい、話しかけてしまいます。
「扶美さん、いつまでも元気でいいわね~
扶美さんがしっかりしているから、私も助かっているのよ~
でもね、私一人では、扶美さんの世話は、大変なの。
それでね、今はね、ヘルパーさんに来てもらってね
色々とお手伝いしてもらって、助けてもらっているのよ。
ほら、ヘルパーさんよ・・・お世話してくださるでしょう?
そして、リハビリもあれば、マッサージもあるでしょう?
みんな、扶美さんが元気でいられるように、手伝ってくれているのよ・・」
私がリハビリの先生の名前を言うと
母は、リハビリの先生の顔を思い浮べたようです。
今までは、リハビリのときに、抵抗したことはありません。
リハビリは、ゲーム感覚の動きが多くて、母は楽しんでいるようです。
母は、頷いています。
うん、うん、と言いながら、頭が動いています。
「ヘルパーさんたちのお世話があるから
扶美さんはこうして、元気でいられるのよ~」
「明日もまた、ヘルパーさんがお世話に来てくれるの。
良かったわね。 有難いことよね~
今の時代は、そういうシステムが整っているから、本当に助かっているのよ。
昔はそうはいかなかったでしょう?
今の時代で良かったわね~」
などとゆっくりと話すと
母が、頭の中でいろいろと考えを巡らしている様子が伺えました。
何を考えたのかはわかりませんが
話してみてよかったと思いました。
世間話みたいな感じでしたからね・・・
「明日の朝も、ヘルパーさんがお世話に来て下さるのよ。
本当に助かるわよね~」
母は、頷いていました。
今朝、お箏のCDで目を覚まして、母はご機嫌でした。
「ヘルパーさんが来られたわよ~」という私の声に
「ヘルパーさんって、どこの子?」という母の返事。
でも、それほど抵抗はなかったようです。
良かったです~
時々は別次元に行って、そこの世界を楽しんできても
現実に戻ったときに
まだ、現実を把握する余裕があるように思えました。
今はまだね・・・
クリックをお願いいたします
ご訪問ありがとうございます
今日の庭
真っ青な空に暖かい日差し。最高のお天気です。
バラたちも喜んでいるみたいです。色付いた蕾がほころんできました・・
ヒリンドン
ケルビーノ
今朝の富士山